花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

昨日のお稽古:3 Oct 2020

10月に入り、最初のお稽古はHさんです。

今回はコオリヤナギとピンポンマム、そしてクロトンという取り合わせです。

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Hさん:コオリヤナギ、ピンポンマム、クロトン

ヤナギは矯(た)めの効く花材ですから、そのあたりも工夫していけて頂きました。

 

矯めのテクニックは投げ入れの場面で大いに効果を発揮します。枝にS字カーブをつけることによって花器に深く挿し入れる事が可能になり、しっかりと留めることができます。枝をねらった向きに据えていける際にも矯めは欠かせません。

さて、今回は盛花なので、枝にニュアンスを出すことが目的です。

真っ直ぐにボサッと伸びたままの枝では少々野暮ったく感じられますが、矯めてカーブをつけてやるとグッと良い雰囲気になります。Hさんのこの「真」も洒落ていますよね。

 

力の加減が身につくまでは思ったように曲げられなかったり、やり過ぎて折ってしまったり・・・と、何度となく失敗をするでしょうが、そうやって数をこなすうちに段々とコツがつかめてくるはずです。私も師匠に「どんどん失敗しなさい」と励まされた?ことを思い出します。